血液の作用は、大きく2つに分けられます。1つは栄養分を運ぶ機能。もう1つは酸素を運ぶ機能です。血液オゾン療法は、その酸素運搬能を高める治療法です。
血液を100ccほど採血し、これに30%程度のオゾンを混ぜることで血液中のヘモグロビンに大量の酸素が結びつきます。この十分に酸素が結びついた血液を再び体内に戻すことで体中の細胞に十分な酸素が行き渡ります。
疲労して酸素不足になった筋肉を内側から揉みほぐすように、強い肩こりもたちまち改善します。また肝臓や腎臓などへの血流が改善し、全身の代謝が活性化されます。さらには脳梗塞や心筋梗塞など酸素不足に陥った細胞にも、十分な酸素を供給する事で治療やリハビリに応用されます。
このような病気の改善のみならず、スポーツ選手の運動能力向上にも有効です。薬剤を使うことなく筋肉へ十分な酸素を供給することで、筋力の増強や持久力の向上がもたらされます。
現代人は、めまぐるしい生活、ストレスの増大、不規則でバランスの悪い食生活など、血液自体が不健康になりがちです。その血液そのものに十分な酸素を結び付ける画期的療法がこの「血液オゾン療法」です。
血液オゾン療法は、近日開始予定です。
最近、メディアで「アンチエイジング」の文字をよく見かけるようになりました。当院では、いち早く「アンチエイジング」を研究テーマとして、医学的アプローチを考えてきました。
その1つが「胚細胞注入治療」です。これはすでにドイツでは、衛生部門(日本の厚生省にあたる)に認可されている治療法であり、羊の細胞を人体に注入し、老化および退化した器官細胞を再生するという究極の「アンチエイジング」療法です。
内分泌失調による器官機能衰退、老化初期の無気力症、器官退化による疾患、児童期発育失調、大脳及び脊髄の疾患など幅広い効果が報告されています。
すでに世界中で治療実績があり、副作用による危険性の報告は一例もない安全な療法です。近日本格的に開始したいと考えております。
現在休止中
昨今の医療技術の進歩により、以前であれば重篤な異常があると出生までに至らなかった胎児期の致命的な障害を、特殊なエコー(超音波診断装置)によって妊娠初期から発見・診断することで、胎児の段階で治療(胎児手術)できる可能性が高くなってきました。
当院に装備するエコー「GE社製(Voluson 730 Expert)は、妊娠初期から、胎児の心臓や脳を鮮明に描出します。成人と同様、胎児においても、心臓疾患と脳疾患は他の臓器以上に生命の維持発達に及ぼす影響が大きく、この最重要臓器(心臓・脳)の状態を妊娠期間中定期的にチェックすることで、胎児の健全な発育を確認することができます。これは今まで本邦に不足していた本格的な「胎児ドック」として、少子化の現代日本にあっては、多くの親御様達が望まれる医療だと確信しています。
まず、その先駆けとして、胎児の全身像や顔の表情などを3次元的に精密に撮影する事が可能なVoluson 730 Expertによる胎児の撮影を開始しました。
※イメージ画像です
2005年に米国国立衛生研究所(NIH)がとある発表をしました。
それは『高濃度アスコルビン酸(ビタミンC)点滴は、ガン細胞に対してだけ毒性として働く』という内容です。近年日本でもサプリメントなどでビタミンCを摂取することが日常的になりつつあります。しかし飲むだけ(経口投与)では、ビタミンCの血中濃度はあまり上昇しません。点滴を受ける(血管投与)ことで、投与した量に比例して血中濃度が上昇していきます。ビタミンCには抗酸化作用があることがわかっていまが、これは、ビタミンCが、体内において自身が酸化されていく過程で抗酸化作用を生みだしているからです。その作用が働く際に、大量の過酸化水素を発生させています。ビタミンCが血中に投与された時、正常な細胞は、生み出された過酸化水素を中和する力がありますが、ガン細胞はこれを中和する力がなく、過酸化水素に負けて死んでしまうというのです。
つまり、高濃度のビタミンCは、がん細胞を消滅させる力を発揮し、しかもほかの正常な細胞を傷つけることがないという、副作用がたいへん低い抗がん剤でもあるのです。 この作用は、ウィルス感染症治療に対しても役立つと発表しています。2005年の発表以降米国では急速に広まり、現在米国では、約10,000箇所の医療施設で治療が行なわれている最先端のガン治療です。