当院では、日本の3大死因のひとつとされている脳疾患の早期発見に加え、「首から上の健康を保つ」というコンセプトのもと、頚椎(けいつい)・頚髄(けいずい)病変の早期発見にも力を入れております。
頭痛・めまいなどの脳内病変を疑わせる症状があっても、脳内に原因を認めない例が多くみられます。 その場合、原因の多くが頚椎に存在することがあります。特にデスクワークの多い現代人においては、下を向いて仕事を続けるという特徴的な姿勢が原因となって、その頻度が急増しています。
以前は老化の表れとされていた変形性頚椎症が、今ではオフィスワークの多い若いOLに認められたり、頚部に衝撃の加わるサッカーやラグビーなどのスポーツ選手にも多く認められるなど、現代の生活習慣や激しいスポーツがもたらした結果ともいえます。頚椎のゆがみを放置すると、次第に、頭痛、めまい、ふらつき、などが増強し、手足のしびれ、歩行障害などにも進展する恐れがあります。
当院では、脳のみならず、頚椎を含めて首から上の健康度を総合的に診断しています。 脳ドック(脳のMRI、MRA)だけでは見落とされることのある「頭痛」や「めまい」、「ふらつき」の原因が、頚椎ドック(頚部レントゲン、頚部MRI)で判明する可能性があります。
仮に当ドックで、脳や頚椎に治療の必要性が発見された場合には、日赤医療センター、国立国際医療センター、国立成育医療センター、東大付属病院、山王病院などの提携病院へご紹介いたします。
頚椎も含めた脳ドックの稀少性をご理解いただき、一度、首から上の健康度をチェックしてみませんか?
コース名 | 費用 | 所要時間 | 検査内容 |
---|---|---|---|
ベーシックコース | 5万円 (税別) |
約5時間 | MRI(脳) MRA(脳) 脳波(一般脳波検査・誘発電位検査) 脳血流測定(ドップラー法) 眼底検査 視力検査 聴力検査 血液検査 |
アドバンスコース | 10万円 (税別) |
約6時間 | ベーシックコースの検査内容に加え 頚椎MRI 頚椎レントゲン撮影 |
エグゼクティブコース | 15万円 (税別) |
約7時間 | アドバンスコースの検査内容に加え がんドックの内容 » がんドックの内容はこちら |
※内容は必要に応じて変更する場合もございます。
※一部の検査は提携病院でお受けいただきます。(追加費用負担はありません)
毎週火曜・金曜日 11:30〜16:30
院長・三井石根は、筑波大学付属病院、筑波メディカルセンター病院、総合守谷第一病院、国立病院医療センター(現・国立国際医療センター)等において、救急医療の第一線に立つ脳神経外科医として、高度な救命治療に携わってきました。特に国立国際医療センターでは、脳神経外科医が担当する疾患として代表的な脳血管障害(脳出血・くも膜下出血・脳梗塞)や脳腫瘍の治療に加えて、頚椎病変の手術を精力的に手がけ、変形性頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアに悩む多くの患者様方の症状の改善に貢献してまいりました。
人体を細部に渡って精密にコントロールする中枢器官である脳と脊髄においては、ほんの些細な病変であっても、大きな障害を引き起こしかねません。ある日突然、重篤な障害が起こってしまってから慌てふためく患者様とそのご家族を、大変多く目にしてまいりました。そのような事態に至らぬ前に、日ごろから脳や頚椎の状態を把握しておくことが、微細な病変の初期発見にもつながります。
当院では、脳神経外科の一般診療に加えて、首から上を総合的に診断する「頚椎・脳ドック」を実践しています。通常の「脳ドック」が行っている「脳のMRI(断層撮影)とMRA(脳血管撮影)」に加えて、頚椎病変も描出する「頚椎6方向レントゲン撮影」と「頚椎MRI」をお勧めしています。これにより、頭痛・めまい・ふらつき・手足のしびれなど、脳のMRIだけでは説明のつかなかった症状が、頚椎の病変として明確に描出される可能性が高まります。
仮に「頚椎・脳ドック」で何がしかの病変が発見された場合には、当院の診療提携機関である「国立国際医療センター」や「日赤医療センター」の担当診療科に、更なる治療のご紹介をいたしております。